2005年12月10日

寝台特急で北海道へ行こう!(その8:特急に追い抜かれる寝台特急)

私を乗せた「日本海1号」は、寂しい「近江塩津駅」で停車しました。
車掌からは、何のアナウンスもありません。
何分かたったそのとき、後ろから、電車が猛スピードで近づき、あっという間に追い越していていきました。

これは、始発の大阪駅を、「日本海1号」よりも約30分遅く発車した、「特急雷鳥」でした。
30分も後に発車した「特急」に、先発した「寝台特急」が追いぬかれる・・・。

同じ特急料金を払っているのに、このようなことが毎日、日本の各地で起こっているのです。

「日本海1号」の場合は、コレだけではありませんでした。「特急雷鳥」に追い抜かれた後、「近江塩津駅」を発車して約一時間後。

今度は福井県内の「芦原温泉」と言う駅に止まりました。
ここでも、「特急サンダーバード」に追い越されました。
この「特急サンダーバード」は、「寝台特急 日本海1号」よりも、なんと大阪駅を約1時間も遅く発車しているのに、途中の駅で追い越してしまうのです。

つまり、大阪駅では「日本海1号」に乗り遅れても、安心。
1時間以内なら、「特急 サンダーバード」の料金を追加して払えば、乗り遅れたはずの「日本海1号」に、悠々と先を越して、途中の富山駅から乗ることができるのです。

・・・て、いい事の様に聞こえますが、裏を返すと、
「日本海1号」はそれだけ遅い。
と言うことなのです。
同じ「特急」と名乗って、「特急料金」を取るのに。

これは、「日本海1号」が、機関車で、客車を引っ張っている方式の「列車」だからです。
これは、普通の「電車」に比べて速度が遅いので、今日ご紹介したような現象が起こってしまうのです。

今のところ、日本の「寝台特急」のほとんどが、この「列車」方式です。
そうでないのは、東京から山陰に行く「サンライズ出雲」と言う列車と、東京から高松へ行く「サンライズ瀬戸」(両社は途中の岡山まで、くっついて走ります。)だけです。

だから皆さん、「寝台特急」に乗られた際には、後から来た特急列車に追い越されることはありうる、と承知してから乗りましょう。
または、「寝台特急」に乗り遅れても、その後に来た「特急」に乗れば、途中で「寝台特急」を追い越して、その後の駅で乗り遅れた「寝台特急」を待ち構えることもできるのです。

同じ特急料金を払っているのに、このような差が生じてしまうのはおかしいことなのですが・・・。
この事情を知っている人は、皆
「おかしい」
と言っているのですが・・・。
何十年も改善されていません。
「おかしい」と思う人達がいても、なかなか改善されないのが実情です。

私がホリエモンみたいなお金持ちなら、プロ野球球団を買わずに、
寝台特急を改善するために、お金を出して、いいサービスを提供して、しかも速い寝台特急を作りたいと思います。

・・・と、ココまで、「寝台特急」について不満を述べてきましたが、不満は大体ココまでです。
楽しい旅は、まだまだ続きます。
持参したアイスボックスに入れておいたビールも冷えてきたことですし、シャワーを済ませて、宴会でも始めますか。
・・・と言うことで、続きは明日です。
posted by leaves at 21:18| 滋賀 ☀| Comment(6) | TrackBack(0) | 鉄道〜夜行列車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
サンダーバードって・・・車みたいな名前ですね〜(*^^)v

う〜ん・・・特急なのに遅いって名前倒れですねー私なら返金して頂きますね〜
改善されないのは、改善しなくても済んじゃうからでは?「乗客のストライキ」なんてどうでしょう〜(*^^)v

「おっとりのんびり時代錯誤の旅を特急の名でしてみませんか?」ってキャッチフレーズに替えて頂きたいですね〜
更に料金が気になって来ました・・・
Posted by ゴル at 2005年12月11日 04:12
おっしゃるとおり、「寝台特急」は、「特急」と名乗るのがおかしいものが多いのです。(と、言うより、今のほとんどの寝台特急はそうなのです。)

「乗客のストライキ」ですが・・・コレは静かな形で進行しています。つまり、寝台特急のお客さんが減っているのです。
多くのヒトが、寝台特急を利用せず、飛行機などで夜遅く旅先に入り、そこのホテルに泊まる・・・というのが、今のほとんどの旅行者なのだと思います。

問題は、この「乗客のストライキ」を、JRが深刻に受け止めてないのです。
「利用者が少なくなった。じゃ、廃止しよう。」
位の安易な対応しかなく、
「乗客のストライキ」
に対する真剣な対応が、ほとんどされていないのが現状です。
JRと、利用者との間で、問題を解決しよう、と言うコミュニケーションが取れていない状態です。

この状況を打破するには、「黒船の来航」しかないですね。
つまり、なんらかの外圧によって、JRの変革を迫る。ということです。
その手段の一つが、私が本文で書いた、
「誰かが、お金を出して、速くていいサービスを提供する寝台列車を、自前で提供する。」
ということなのです。
このプランにも、さまざまな案がありますので、機会があればこのブログで紹介していきたいと思います。
フェリーなど、ほかの交通手段のサービスも、追って取り上げて生きたいと思います。ご期待ください。

料金ですが、
「普通の特急」・・・@乗車券+A特急料金
ですが、
「寝台特急」・・・@乗車券+A特急料金+B寝台料金(A寝台が高く、次いでB寝台)
となっていますので、普通の特急よりも高くなっています。
もっとも、普通の特急よりもはるかに長距離を走りますので、単純に比較するには無理がありますが、それでも割高なのです。

このように、「寝台特急」は足が遅く、長距離を走る・・・と言う独特の特徴があるので、私は、
A特急料金+B寝台料金を一つにして、
C夜行列車料金
、と言うものにすればいいと思います。

・・・と、個人レベルでは思っているのですが・・・なかなかJRは変わらないですね。
やっぱり外圧が必要です。
アメリカから、いいサービスを提供するホテルとか、鉄道会社がJRに進出してくれればいいな。と思ってます。

Posted by leaves ゴル校長へ at 2005年12月11日 20:45
JRって・・・頭固い・・・と言うか「呑気」「解らずや」「客をリスペクトしてないかも」など色々頭を駆け巡る。
要するに寝台では儲けなくても、どーでも良い・・・って所なのでしょうか?
ただ・・・
高い料金を取っている以上、最低でもその料金に見合うサービスと設備は必要ですね
このブログも頑張って紹介している事だし・・・JRもleavesさんに近づく位頑張ってほしい・・・です。
Posted by ゴル at 2005年12月12日 04:26
ゴル校長

おっしゃるとおり、今のJRには、寝台特急をよくする姿勢は、感じられません。
外圧によって、変わるしかないようです。

私がその外圧になれるように・・・そのためには何百億かのお金が必要ですが・・・がんばります。
Posted by leaves ゴル校長へ at 2005年12月12日 20:45
leavesさま:
たびたび、おじゃまします。

少し脱線!しますが、サービスがブログのメインテーマとのことで、カキコさせていただきます。

JR西では、”はるか”は”新快速”に抜かされます。京都駅7時16分、はるかと新快速はほぼ同時に、実際には若干新快速の方が遅く出発しますが、新大阪到着は、新快速の方が7分も早いのです。関西では、昔から新快速が特急や急行を抜かすのが当たり前でした。

また、特急が特急を抜かすのは、JRだけではありません。近鉄難波20時50分発の松阪行き特急は、名張で、難波発21時発の名古屋行き特急に抜かされます。

この場合は、行き先が違う例ですが、特急が特急待ちをするのは、乗客にとっては余り良い気がしません。料金体系は同じなのですから、通過待ちなどせずに、目的地に一刻も早く到着するようにするべきと言いたくなります。

では、こだまとひかりはどうか? というと、こだまは元々各駅停車という位置づけですから、許せるのでしょう。

Posted by zba03198 at 2005年12月12日 23:31
zba03198 さま

「はるか」は確かに「新快速」に負けてますね。ご指摘の例以外にも、数分ほど新快速が遅れた場合、「はるか」と「新快速」は京都駅を同時に発車して、すぐ、西大路駅に着くまでに「新快速」が抜き去っていきますね。

私も昔の記憶にあります。
「新快速」が「特急雷鳥」を抜かしていた「下克上」を。

それから、本文にもあります、特急が特急を抜かす、いわゆる「共食い」現象は、気分のいいものではありませんね。

「寝台特急」は、全て「サンライズ出雲、瀬戸」のような、電車の最新式のものに置き換える必要がありますね。

「日本海」も、大阪−青森間を今は14時間くらいかけて走ってますが、昔の電車特急「白鳥」は12時間くらいで走ってたそうですから、これくらいで走れると思います。
そうなったら、出発時刻を、今より遅くでき、もっと便利になると思います。

「ひかり」と「こだま」の関係ですが、私もコレは許せます。同じ料金なので、この点はちょっとおかしいですが。
でも・・・JR東海ツアーズが発売する「ぷらっとこだま」なら、1万円ぽっきりで「こだまに」乗ることができ、しかも1ドリンクつきだそうです。
このようなバーゲンサービスがあれば、遅くても納得がいく、と言うものです。
Posted by leaves zba03198さんへ at 2005年12月13日 20:44
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